ケアマネジャーのキャリアアップの方法としては、まず主任ケアマネジャーが挙げられます。
主任ケアマネ資格は、地域包括支援センターや居宅介護支援事業所に不可欠なもので、他のケアマネジャーを支援する役割を担っています。
当資格は、ケアマネジャーの中で、主任介護支援専門員研修を履修した人が持てるもので、ケアマネの上級資格となります。
通常、研修を受けるには、専任のケアマネとしての現場経験が、通算で5年以上必要です。
その他、所定のケアマネジメントリーダー養成研修の修了や日本ケアマネジメント学会の認定、そして地域包括支援センターでの準主任ケアマネ等の経験が加味されて、研修資格が与えられます。
主任介護支援専門員研修の内容としては、10日間の座学と実習となります。
研修の目的としては、まず介護保険サービスや関連医療・福祉サービス等との連携調整スキルの修得があります。
法律知識を含めて、ポイントとなる知識や情報を取得します。
また、次に挙げる目的として、他のケアマネジャーに対する助言及び指導法の修得で、ケアマネジメントの円滑化を図るスキルを学びます。
そして、最も期待されているのが、地域包括ケアシステムの構築への参与で、地域コミュニティの発展に関わる主任ケアマネジャーの養成です。
因みに、主任ケアマネの有資格者として、地域包括支援センターに勤務すると、準公務員としての身分が保証されます。
また、主任ケアマネは民間の介護施設でも高い需要があります。
ケアマネとしてさらにキャリアアップを目指したい人は、『お給料アップしたいケアマネへ』というサイトもあったので読んでおくと良いかもしれません。